「トゲなしサボテン」

●発行元・愛育社

●定価・1300円(税別)

●掲載作品

「ラーメン食べたい」

「梅を見る人」

「DEATH」

「大臣のユウウツ」

「トゲなしサボテン」

「握りばさみ」

「天使のほほ笑み」

「ひきたてコーヒーの店」

「片側の老人」

「ふたりのシャボン吹き」

「オンボロバスの歌」

「ミューズのペン」

「夢の実ひとつ」

「猫は伝える」

「ねんどの人」

●『トゲなしサボテン』から

「嫌いにならないで・・・」
 ささやくようなかすかな声が、ぼくの耳に入ってきた。
初めて聞く、小さな鈴の音のような声だ。
「嫌いにならないで。お水、飲むから・・・」
 いつも笑顔のトゲなしサボテンが泣いていた。
ぼくはいく粒も涙を、トゲなしサボテンの上に落とした。

(つづきを読みたい方は本屋さんで本を買って読んでね〜)

九十九耕一(つくもこういち)

 1970年10月10日生まれ。 東京都練馬区出身。
 1994年に「トゲなしサボテン」で「第11回アンデルセンのメルヘン大賞」
 入賞を受賞。
 翌年、「夜風のウィンディア」で同賞の大賞を受賞。
 2000年に「握りばさみ」で「第31回JOMO童話賞」の優秀賞を受賞。
 趣味は鉱物採取。好物はいなり寿司。埼玉県在住。(トゲなしサボテンから)

 現在、So-netの「The Story Gate」でも作品を発表しておられます。
 ぜひ九十九さんの作品を覗いてください。